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CFOコラム

数値の話⑩ 在庫の考え方

在庫を保有するビジネスだと、在庫をいくら持っているかは経営として重要度は高いですね。仕入をしても在庫に持っている状態では損益計算書上は費用となっていないので、利益だけを見ていると勿体ないです。

在庫がすぐに入れ替わるビジネスであれば、それほど長く持つことはないと思いますし、在庫が多いとその分売り上げを上げる商品があることにもなりますが、価値が目減りするものだと、数値に出てこない損失が出てしまいます。
また、在庫商品自体の管理をしていないと、売れないものまで入ってしまっていることもあります。
在庫は既に資金を使って仕入を行った商品になるので、金利という目線で見ても持っていればいるほど費用がかかるということもあります。また倉庫代等の保管コストも出てくることが多いです。

在庫の価値が下がる商品だと、会計目線で見ると評価損を考えないといけない状況ですが、
なかなか中小企業ではそこまで行わないので在庫高が多い会社を見るときは、その点を少し細かく見ることがあります。
在庫の回転を上げるにはどうするかを深堀りして考え、どのような状況になったら発注するかだけでも決めておくと良いですね。

長く在庫を持つというのは資金が眠っているということにも繋がるので、意識して見ていきましょう。

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