年度予算は事業計画に含まれる1年目の計画が出発点になります。
直近の実績+事業環境を考慮して予算編成の方針を作成し、年度予算を確定させます。
・利益予算の算出、策定
過去の実績や今後の成長を考慮して利益の目標を定める
・人件費と固定費の算出、策定
利益目標を定めたのちに人件費を定める。家賃、通信費等の一定額の費用を算出
・売上予算の算出、策定
前期予算と実績、KPIをベースとした次年度の見通しをもとに、目標とする利益達成可能な売上を策定
・販売管理費の予算の算出、策定
・利益予算との差異の調整
月次予算が確定すると、実際の進歩状況を月次決算で管理することで、予算統制を実施することになります。
予算と実績の差異分析の結果、年度予算の達成が困難な場合は、予算の見直しが必要です。
月次決算制度の運用を通じて、年度予算の進歩状況を把握し、予算達成の施策を実施することが可能となり、予算統制が有効に機能することとなります。