予算は事業活動の方針であって、従業員にとっては業務の活動の方向性を明確にするものであり、
投資家にとっては重要な投資情報となります。
① 会社に適した予算を設定する
予算の立て方は会社によって様々です。会社の規模、業容、業態に合わせて
予算と実績が比較可能なレベルで作成します。
② 中期計画+単年度計画の両方を策定
中期計画:3~5年間
経営方針・ビジョンを基礎に重点戦略を明確化して、会社の進む方向を決定します。
単年度計画:1年間
中期計画の初年度計画であり、短期的な実行計画です。
③ 利益計画≠利益希望
利益計画は、経営者の思い付きではなく、具体的に実行可能でなければなりません。
④ 予算管理はIPOには必須
売上高を前年ベースで入れる方法は、初めて取り組むときの練習用でやるのであればいいですが、
予算の根拠にはならないので、最低限、前年+何が前年と変わるかは織り込みましょう。
売上高や原価を細分化して何をしたら数値に影響するかを考えながら作成を進めます。
予算は策定するだけでなく、適正に管理・運用されることが重要になります。