市場について、2022年４月に見直された、東京証券取引所の新しい市場区分でご紹介します。

プライム市場

国際的市場として、世界トップクラスの市場です。
（上場要件の一例）
・流通株式時価総額100億円以上
・流通株式比率35％以上
・最近2年間の経常利益総額25億円以上
　または
　最近1年間の売上高が100億円以上かつ
　上場日の時価総額が1000億円以上

スタンダード市場

十分な流動性とガバナンス水準を備えた企業向けの市場です。
（上場要件の一例）
・流通株式時価総額10億円以上
・流通株式比率25％以上
・最近1年間の経常利益1億円以上

グロース市場

成長企業向け市場で、「高い成長可能性」が求められます。
（上場要件の一例）
・株主数150人以上
・流通株式時価総額5億円以上
・流通株式比率25％以上

　
東京証券取引所以外にも、こういった市場があります。

名古屋証券取引所

• 本則市場（第一部、第二部）
• 新興市場「セントレックス」

札幌証券取引所

• 本則市場
• 新興市場「アンビシャス」

福岡証券取引所

• 本則市場
• 新興市場「Q-Board」

東証の市場と同時に、地元の証券取引所の市場にもIPOする、といったケースもあります。これらの市場でも上場には苦労します。

企業の規模や特性、成長段階に合わせて、市場を選びましょう。