損益分岐点は前回(数値の話⑪)の固定費と変動費と繋がっています。
数式
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ {1 -(変動費 ÷ 売上高)}
いくら売れば利益がトントンになるか。
活用方法の基本はここにありますが、
例えば売上が1%変わったらいくら利益が出る?
変動費が1%下がったら?
あと、キャッシュフロー観点で、固定費+借入金返済額として
いくらの売上があれば返済を賄える?
ということも見えます。
損益分岐点を下げるにはどうしたら良いか。
変動費と固定費の部分を掘り下げてみていくと、対策が見えてきます。
会社のビジネス形態によっては、固定費の変動費化、変動費の固定費化を見直すことも必要になってきます。
どのようにしたら自社のビジネスの行い方にマッチした収益構造となるのかを考えていきましょう。
また、そもそも売上が足りないという時にはいくら売上がないといけないかの目線から、
その売上を確保するための行動を洗い出し、そこだけに注力していきましょう。
会社毎で事情は異なりますが、どこに注力するか
それを考える指標として捉えると良いと思っています。